ナルクUK活動報告

ナルク本部発行のエンディングノートの基本部分の英訳を併記したNALCUK版がITアドバイザーの高嶋会員の手で迅速に編集された。これを機にNALCUKは、創設以来の懸案事項だった「ナルク・エンディングノート」の紹介を兼ねたワークショップを、去る9月30日に開催。予想をはるかに上回る45名もの参加者に、チーム全員が勇気づけられると同時に、身が引き締まる思いを実感した。会場設置のプロジェクター/TV接続のトラブル発生で、参加者に会議室の移動をお願いするなどの若干の手違いを除いては、プログラムに従って順調に進行できて一同胸を撫でおろした。

2013年に実施された遠山教授/福祉部共同プロジェクト「英国在住の高齢日本人の意識調査」のデータ活用、エジンバラ大学認知症研究所フェローのDr林真由美提供のビデオ「日本の認知症グループホームから学ぶ」の上映、紅葉会の2月セミナーで滝本佳代子弁護士が講演された「英国の相続手続・遺言書の作成の重要性」の復習など、盛沢山のプログラムに、エンディングノートを活用した終活ワークショップの第二第三弾を、という希望が多かった。来年度は、医療介護、相続、贈与、遺言書、終末期医療、葬儀等の英日の制度的、法的相違を含むテーマのワークショップを専門家にお願いすることを優先課題にすることが決定された。

デンマークでNALCの海外拠点設立の準備を主導されるPetersen氏がナルクUKのワークショップ体験参加を兼ねて研修のため来英された。

定例会が10月8日火曜日にアベノ地下会議室にて開催。 左下がPetersen氏

下記が討議された:

エンディングノート・ワークショップの参加者からのフィードバック。回答は概ねポジティブで、アンケートの回答を今後のワークショップに生かすこと。非会員の参加者によるエンディングノートUK版送付希望があったが、法律、金融その他の専門家によるアドバイスを取り入れて集大成された「ナルクUK版」を正式に公開するが、現段階では、非会員の希望には添えない事を確認。 ワークショップ参加費と会場費を確認し、休暇中の会計担当者に託す。 ナルクにリンクしたJAのFaceBookに掲載されたワークショップの写真に関してクレームがあったが、JAの写真がリンクしないようにJAのサイト担当者にリクエストする。ワークショップ等で主催者が撮影した写真は会報やサイトにアップロードする事を事前に伝える。

月開催のワークショップ「マインドフルネス」に関し、前回の失敗を繰り返さないよう、プロジェクターにメモリースティック使用を講師の方にリクエストする。「マインドフルネスの意味がよく分からない」という意見に対応するため、具体的な紹介を追加してリマインダーを発信する。

今後のワークショップと活動については、エンディングノート第二弾として、「日英ケア事情」のワークショップを2018年の1月か2月早々(第三週土曜日頃)に開催を予定し、林まゆみ先生に依頼。

第三弾は6月頃に遺言書作成や税務関係を予定。

今後のナルクUK活動の一つに、認知症カフェやバザー開催なども視野に入れる。

2018年度総会は9月開催を予定。ネット詐欺やサイバー被害防止に関する基調講演を検討。

11月例会は11月14日(火)

福祉部とナルクの合同クリスマス会を12月12日(火曜日)12:00-14:00に予定