佐野会長よりの新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。 皆さんの英国日本人会は会の発足以来今年で22年目を迎えます。1996年に会を始めた時の精神は相互扶助であり将来の福祉をお互いに支え合って行きたいと言うものでした。当時まだ50歳代そこそこで有った多くの設立参加者は自分も含めて70歳代の半ばに成っています。時の過ぎるのはまさに光陰矢の如しであります。

初代会長であられた故平久保さんが今この会をどう見ておられるだろうか?等と思い出すのも自分自身が年を取ってきた証左かと思う今日この頃です。多くの部会がご担当責任者の良きご指導で活躍されています。本当にご苦労様です。全てが、順調とはいえませんが理事お一人お一人が心を尽くしてボランティア活動を部会の皆様と一体でなされている事に心から敬意を表するものです。 戦前には、柔術家で英国の柔道の父とまで称された小泉軍司が「同胞会」を自分の柔道場から起こしておった様です。ヘンドンの皇国同胞の墓はその流れであったのでしょう。戦前の多くの偉人に敬意を表し、与えられた今の我々の存在を皆さんと共に大切に維持し将来の若い人々に引き継いで行けたらと願うものです。改めて会員の皆様のご健康とご多幸を心より祈念させて戴きます。

どうぞご家族ともども良い戌年であります様心から願っております。 佐野 圭作 英国日本人会 会長