Archive For The “同好会” Category
スケッチ 3 月 も 半 ば 、確 実 に 陽 射 し も 強 く 日 も 長 く な っ て 来 て いるのに寒い気団の居座りのせいか、なかなか暖かく ならない。ロンドンも北部で時季外れの大雪が降った 様だ。とは言うものの太陽の陽射しは日増しに強くな っ て 来 て い る 。そ し て 道 端 や 庭 、公 園 な ど で カ ラ フ ルに春の花々が咲き出した。花は見ているだけで心が和 む。我々の春一番は何時も花になる。今回は昨年に続 きコラージュ(貼り絵)も二人いる、身近に咲いた花を 描いてみた。 川柳 *会員の皆様からの新たなる川柳の投稿をお待ちしております。 ご興味ある方は下記までどうぞ。…
スケッチ 2月のミニウォークはホルボーンの街のど真ん中にあ る緑の公園“リンカーンズ・イン・フィールズ”に面して並 ぶテラスハウスの一角にある、18世紀の有名な建築家 ジョン・ソーンの残したジョン・ソーン・ミュージアムに 行った。自身の住んだ家と後に自身で買い加えた隣りの家に生涯をかけて集められた古代からの書籍、絵 画、 彫刻などが地下G階、1階 にびっしりと展示されて い る 。4 万 5 千 点 に 及 ぶ オ ブ ジ ェ と 3 万 の ド ロ ー イ ン グ 、 それらの中から私達も原点に戻った感覚でデッサンに 的した人物の彫刻や壁画などを描いてみた。 俳句を学ぶ会 2月の句 季語は「春浅し」 春浅し満を持して種を蒔く / キング悦子 春浅し公園ひっそり目覚め待ち / 廣瀬信子 陽だまりで猫が居眠り春浅し / バンダースケイフ日出美 空青く木蓮角ぐみ春浅し / 岡部 道 春浅しまだ離せずのダウンコート / 松尾美和子…
スケッチ “雪景色” 新 年 初 、1 月 号 の 題 は “ 雪 景 色 ” 。 昨 年 1 2 月 の 半 ば 、 久 々 の寒波でロンドンにも雪が降り、普通一日で消える雪 景色が一週間程楽しむ事が出来た。その時に撮った写 真を参考にした人が多い。童謡の“雪”ではないが“犬は 喜 び 庭 駆 け 回 り ” と ま で は い か ず と も “ 枯 れ 木 残 ら ず…
スケッチ ダビデ像を我流に抽象化、またはアレンジメント 外が大分寒くなった事もあり久しぶりにVictoria & Albert Museumに出かける 事にした。一番の目標は、かの有名なミケランジェロの”ダビデ像”だ。そしてそ の姿を普通にデッサンするのは何度もやっているので、今回はそれを自分なり に抽象化、又はアレンジメントして描いてみようという事にした。現代のアート は抽象が主流だ。写実より個性が尊重されるので見方では下手と紙一重とも 言える部分もある。皆さんの想像力ともう一つの創造力に期待したが全員が 写実系にもかかわらす皆さんの努力は大変なもので、それぞれ家庭の事情で 忙しいにもかかわらす頑張って下さった事に心から感謝したい。 俳句を学ぶ会 12月の句 季語は「冬霞」 冬霞一瞬視力疑えり / キング悦子街灯のあかりほのめく冬霞り / 廣瀬信子 冬霞笑(え)みし遺影の夫(つま)と母 / バンダースケイフ日出美 冬霞十五夜の月なお白く / 岡部 道冬霞たなびく野山水墨画 / 松尾美和子 ( オハロラン ) 冬霞手探りで辿るプール場 / ウィンター千津子 冬霞季語で苦戦の年の暮れ / 福重久子 冬霞(ふゆがすみ)恋心さえ遠ざける / 中田浩一郎 奥庭の木々も裸で冬霞 / 藤田幸子 冬霞富士のすそ野をつつむ朝 / アレン郁子 夕暮れの月も隠れし冬霞 / 川西弘子 聞こえるはバスの音のみ冬霞 / 大河内啓子 冬霞天空薄く陽も白く…
スケッチ “テームズ川辺の眺め” 今回は3月に行った「旧 Battersea Power Station」の 新ショッピングモールのオープンを見学に出かけた。 前回は迫力ある建物を描いたので、今回は視点をテー ムズ川に移し川辺の景色を描いてみた。まるで別世界 に来た様に増え続ける高層建築には目を見張るものがあり、同じロンドンとは思えない発展ぶりだが、私は 古い町並みが保護されている市内の方が好きだ。橋も 色々あって面白い。長年住んでいても知らない所は沢 山ある。絵を描きながらこれからも探索を続けたいと 思っている。 俳句を学ぶ会 11月の句 季語は「初時雨」 新しき傘に滴る初時雨 / キング悦子初時雨小リス葉陰で雨宿り / 廣瀬信子 新品の雨傘濡らす初時雨 / バンダースケイフ日出美 初時雨銀杏落ち葉に跳ね返り / 岡部 道我が想い彷徨(さまよう) 夜の初時雨 / 松尾美和子 ( オハロラン ) 編み物に精だす今日は初時雨 / ウィンター千津子 只見線色づく旅路初しぐれ / 福重久子 初時雨(はつしぐれ)身を寄せ宿る小鳥たち / 中田浩一郎 初時雨落ち葉濡らして冬迫る / 藤田幸子 ラザニアを囲む夕餉の初時雨 / アレン郁子 朝靄 ( あさもや ) に光眩しき初時雨…
スケッチ 追悼 女王様 ケーブルカーからの眺め 俳句を学ぶ会 窓ガラス隔てて聞こゆ秋の声 / キング悦子しのびよる秋の声聞くススキ揺れ / 廣瀬信子独り夜（よ）の風の音にも秋の声 / バンダースケイフ日出美空晴れて笹の葉擦れに秋の声 / 岡部 道其処彼処 ( そこかしこ ) 虫のコーラス秋の声 / 松尾美和子 (オハロラン)色づいた木々の間（ま）から秋の声 / ウィンター千津子梨おくるサンマのお返し友の顔 / 福重久子 突然の悲報に刺さる秋の声 / 中田浩一郎秋声を聴いているのか庭の蜘蛛 / 小野宣美野道行く落ち葉サクサク秋の声 / 藤田幸子空われて秋の声きく庭木刈る / アレン郁子遺灰抱き思い出耽る( ふける ) 秋の声 / 川西弘子お出かけの上着に迷う秋の声 / 大河内啓子 「俳句を学ぶ会」では俳句の先生を探しています。 句会員は 14 名、昨年のロックダウン時にそれまで 7 年間も教えて下さった先生がお辞めになってから、会員は先生なしで毎月俳句を一句づつ会報に投稿しています。ここ 1 年あまり先生なしでやってきましたがやはり先生は必須という声が句会員部員の間で上がっています。会員、非会員の皆様の中で月に一度程度、対面あるいはズームで教えてくださる方がいらっしゃいましたら、ウィンターまで是非ご連絡ください。secretary@japanassociation.org.uk または Tel: 07957 548 023 川柳…
スケッチ “ケンジントンガーデンズ散策とギャラリー見学” 7月は海に遠出したので今月は夜のコンサートも考え、 近場のギャラリー公園内にあるサーペンタインの今夏 パビリオン’22 “ブラックチャペル”と隣接する“サーペ ンタイン・サウス・ギャラリー”の見学に出かけた。ブラ ックチャペルは円形のシンプルな礼拝堂で建物の中心 の屋根の部分が円形の穴の状態でそこから光が差し 込む設計で建物は外側内側の黒に反映して独特の雰囲気を醸し出す、人々の瞑想と集会の為に設計された との事。 隣接するサウスギャラリーはSF的内容のせいかあまり 我々には人気が無く、そのまま夜のクラシックコンサー トに行く人が多かった。絵もほとんどの人がブラック チャペルを選んだ事は大変興味深い。白と黒、単純な ラインは一見易しそうだが奥が深い。 俳句を学ぶ会 星祭夜空を仰ぐ人となる / キング悦子 星祭りきらめく星に祈願する / 廣瀬信子 ふるさとの富士の高嶺や星まつり / バンダースケイフ日出美 降るほどの山間の湯星祭り / 岡部 道 星祭り七夕の宵(たなばたのよい) 流れ星 / 松尾美和子 ( オハロラン ) 悠久の銀河の一夜星祭 星祭り / ウィーラー由美 夏の夜空を賑わして / ウィンター千津子 ロンドンの友と再会七夕飾り / 福重久子 星祭り古え(いにしえ)の恋いまの恋 / 中田浩一郎 星祭地球平和の祈願掛け / ガフニータミー 故郷 (…
スケッチ 課題 “ブライトン” 7、8月は毎年海に行く事にしている。今までもヘーステイ ング、ボンマス、昨年はウイスタブルに行った。今年は” ジャーニー”のジョージ4世が建てたロイヤルパビリオン の記事の影響もあり久々にブライトンに出かけた。海辺 の大都会、駅周辺は有名店や人出などWest endと変わ らぬ賑わい。パビリオンも贅の限りを尽くして建てられたインド風外観。内の中国の美術品鑑賞など久々の若者 気分。その後は名物ランチFish&Chips、味、ポーション 共に大満足の後、各自由散策。そして帰途につく事にな るが影の功労者、案内やITで情報検索など手伝ってくれ た方々の力は大きい。問題もゼロではなかったものの 楽 しかった一時、無事に戻れて感謝の一日でした。 俳句を学ぶ会 7月の句 今月の季語は「涼風」 涼風にジャスミンの蔦呼応せり / キング悦子 涼風やそよぐ花々ひと休み / 廣瀬信子 涼風が心地良きかなテムズ川 / バンダースケイフ日出美 涼風や息吹き返す野辺の花 / 岡部 道 涼風よ癒やしておくれ我が苦悩 / 松尾美和子 ( オハロラン ) 涼風や清めの雨を誘ひけり / ウィーラー由美 涼風に乗って流るはショパンの音(ね) / ウィンター千津子 早朝の公園散歩涼風や / 福重久子 涼風(すずかぜ)の息吹にひらくクレマチス / 中田浩一郎 キンテイル入江の涼風潮の香よ / ガフニータミー 涼風の心地よきかな湯上がりや /…
スケッチ 課題 “リージェント公園” 毎年恒例の薔薇見会に行った。前回はズバリ薔薇を題 にしたので今回は少し枠を広げてみた。やはり薔薇が多 かったが、それぞれ個性的。最近では一目で誰の絵かが わかる。上手い、面白い、暖かい、綺麗、元気、不思議、 明るい etc。色々個性的な絵が出来あがる。今は一般の人も参加しているので20人前後の人が集まる様になっ た。素晴らしい人々の集まり、その中から出来上がる魅 力的な絵、これからも益々発展し長く続けたいと思って いる。 俳句を学ぶ会 6月の句 今月の季語は「父の日」 父の日も父の記憶も朧なり / キング悦子ものいわず徳を修めし父なりし / 廣瀬信子 父の日を忘るる程に時経ちて / バンダースケイフ日出美 父の日や矢車草と空の青 / 岡部 道父の日に思い出すあの散歩道 / 松尾美和子 ( オハロラン ) 父の日や心の井戸に小波立つ / ウィーラー由美 父の日に夫喜ぶ孫のカード / ウィンター千津子 今流行り(今はやり) 父の日ギフトオンライン / 福重久子 父の日に贈る言葉はひとり立ち / 中田浩一郎 父の日は母の苦労に想い馳せ / ガフニータミー 父の日や遺影の父にあれこれと / 小野宣美 父の日に若くし逝った父忍び / 藤田幸子 尺八に耳傾けん…
スケッチ 有名な天文台を含む大きな公園内に桜並木 がある。久しぶりにグリニッジ界隈に住む一 般の人も交じえ“桜の花見ピクニック”を行っ た。ヘンリー8世など王室にも所縁のある場 所でもあり、街中が興味深かった。 俳句を学ぶ会 4月の句 題「桜(さくら)」 桜見て雅の一語花に酔う / キング悦子 花(桜 ) の下立ちて西行思うなり / 廣瀬信子 愛猫(ねこ)が待つ家路を急ぐ桜雨 / バンダースケイフ日出美 花筏鏡の水にたゆとうて / 岡部 道 満開の桜に偲ぶ源氏かな / 松尾美和子 ( オハロラン ) 混沌の争いつづき桜燃ゆ / ウィーラー由美 幸せは桜のトンネルくぐる時 / ウィンター千津子 彼岸入り鶯と共に太極拳 / 福重久子 さくら舞い薄紅色に涙する / 中田浩一郎 八重さくらピンクと白が競い咲く / ガフニータミー 桜散り川面に模様ゆらゆらと / 小野宣美 陽の光浴びし華やか糸桜 / 藤田幸子 月満ちて水面(みずも)に揺らぐ夜桜よ / 川西弘子 川柳…