福祉部

福祉部は現在11人のメンバーで構成されており、月例会で は東西南北の各支部における「見守りプロジェクト」の活動 報告をもとに対象会員の現状を把握することに努めていま す。これから増えていく会員高齢化の現実を踏まえて、福祉 部会員のみでは限度があるので日本人会メンバー同士で助 け合い精神を培って頂き、元気なうちに自分のネットワーク作 りに励んで頂けたらと思います。尚、各支部が年2回の頻度 で開催する懇親会は、東西南北に拘わらずどの会にも出席 できますので是非ともご参加ください。

 

上記は12月7日(土)の総会においてご報告した内容です が、その後で開催された忘年会で素晴らしい体験がありまし たので追加させて頂きます。「見守りプロジェクト」の対象会員のお一人である原三郎さんがお嬢様お二人と共に参加さ れました。福祉部例会で南支部担当の川西弘子さんから原 さんが日本人のケアラーの方とPutneyから14番のバス一本 で市内までこれるので懇親会に参加されると伺っていまし たが、私はお会いしたことがなかったのでこの時とばかりたくさんお話をさせて頂きました。

原さんは今年97歳、戦後の 悲惨な状態から日本の経済復興のために貢献されたビジネ スマンのお一人であったことを学びました。お仕事の関係でご家族が英国生活を体験されたこともあり、ご家族揃って日 本から英国にお住いを移されたことなど、妹さんの原信子さ んからお聞きしました。日本という便利な環境に慣れてしま っている方々が多い中、敢えて英国に移住されたという事実 が私にはとても嬉しく感動しました。原三郎さんの長生きの 秘訣を信子さんは「物事にこだわらないタイプ」と仰っていま したが、それは大変ポジティブな生き方であると感心しまし た。地元の絵画グループにも所属されており、本当に人生を 楽しんでおられるお姿をお見受けでき光栄でした。今年の忘年会の楽しみは鈴木ナオミさんの歌声を聞きたかったからと 聞いていましたので、ナオミさんの素晴らしい熱演を十分楽 しまれたことと思います。

新年を迎えるにつき、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上 げます。

 

田口晴恵

 

【12月号の訂正お詫び】 「 原 三 郎さん は 、お 嬢さん と一緒に14番のバスでPut neyからGreen Parkで下 車、Farm Street Churchで のJCUKの会合に参加されて おり、又Twickenhamでの南 支部の懇親会にはケアラーを 職業とする五十嵐祐子さんと 一緒に参加されています。」