福祉部

3月17日(水)に福祉部主催の「歓談サロン」を午後2時より5時 まで開催しました。今月お知らせしているドメスティックバイオ レンス日本語相談窓口の件を、この場でも話題の一つとしてサ ロンに参加された皆さんにご意見を伺いました。その日の参加 者22人全員が、このようなインフォメーションを多くの方に知ら せることの大切さを支持して下さっていることを知り励まされま した。

家庭という閉鎖的関係において起こる「ドメスティックバイオレ ンス」とは殴る、蹴るなど、相手の体に危害を与える行為を意味 するだけではありません。配偶者やパートナー間に生じる「精 神的」暴力の影響は、服従と同時に隠れた敵意や反発、あるい は無力感を相手に植え付けることとなり、緊張に満ちた関係と なります。子供は直接的な暴力被害のみならず、日常的な対等 性や相互への信頼、労り合いを学ぶ機会が奪われることにもな ります。

このような状態で苦しい生活を余儀なくされている方が貴方の 周りにいるかもしれません。そんな時、何気なく「日本語で相談 できるところがある」ことを教えてあげたら、その方にとっては 暗闇から光に向かって歩みだす一歩となるかもしれません。

次回の「歓談サロン」は4月21日(水)2時から5時です。皆さんが十 分お喋りできるように3時間の枠を取っていますが、ご都合の良い 時間にお寄りください。ZOOMのリンクは2日前にお送りします。

連絡先:welfare@japanasociation.org.uk

福祉部専用電話番号:07487 419 953

 

ご自身、ご家族やご友人に、DVでお悩みの方はいらっしゃいま せんでしょうか?

2019年より、在英国日本大使館と提携し、DV被害者を専門に支 援する団体 zBromley & Croydon Women`s Aidz で日本語相談窓口を担当されているKumiko Broadhurstさんの活動をご紹介 致します。対象は英国に住む邦人で、相談者は日本語による 以下のサービスを受けることができます。

 

1 DV被害者への包括的支援 (精神的な支援や一般的な相談を含む)

2 DVに関連する法律情報の提供

3 裁判制度の情報提供

4 英国の裁判所で行われるDV裁判に関する支援

5 英国内にあるDV関連機関や団体の紹介

6 避難所(シェルター)の提供

 

福祉部では3月の例会で、Kumikoさんの活動について話し合 い、英国でよりよく生きていく邦人の為にも、この情報を福祉部 外でも共有する事に意義があると感じました。つきましては、こ の春に向けてKumikoさんの講演会をJAとしてZOOMにて予定し ております。詳細が決まり次第、ご案内させて頂きます。

 

 

困っていませんか? 日本語で相談できます! 2021年を迎え、私達はま だまだコロナ禍の元に色々 な制約を受けながら、日常 生活を強いられています。 昨年より家の中で時間を 過ごす事が多い事からも、 ドメスティックバイオレン ス”DV”の件数が増加し ています。2020年3月か ら6月迄に記録されたDV ヘルプラインに寄せられた 相談件数は4万件を超え、 前年比80%増(国家総計 局のデータによる)