10月紅葉会の報告

 

今月は2名の新会員を迎え、ハロウイーンテーマの黒 とオレンジの装いで皆さん楽しんでいただきました。

 

期日: 2019年10月24日(木)

司会 ギブソン小池和子

受付 オブライエンさち、ヴァンダスケープ日出美

会計 フィップス勢津子

お茶 竹内みどり、有志 ブリング&バイ ジョンソン妙子、藤田幸子

記録 ギブソン小池和子

参加人数 : 会員29人 非会員1人

合計30人 会場:Bloomsbury Central Baptist Church 4階

 

第2部は講師に異文化コンサルタントのグレアムロレンスさ んをお迎えし「異文化を超えて日英の架け橋に」と題して、 ご自分の経験に基づいたお話を流暢な日本語でお話しいた だいた。 今年2019年のビジネス日本語スピーチコンテストで優勝し た見事な日本語力の持ち主グレアムさんだが、日本との初め ての出会いは11歳の時に見た「将軍」という映画。初めて日 本語を使ってみたのは、パブで空手の先生と話した時。その 後日本語学習を始めたが、その頃の英国では日本語の教科書は2冊しかなく、しかも全くコミュニカティブではなかった。 昔の日本の英語教育がThis is a penで始まるのと同じパタ ーンだった。

その後当時の趣味の空手を極めるために初めて3ヶ月間静岡へ留学。帰英後、ある日本企業で初めての外国人社員として働きながら、どうしてもまた日本へ留学したかったグレアム さんにチャンスが訪れたのはなんと交通事故で歯を折った時!保険金で歯を手術するか、しないでお金を貰うか?選ん だのは£1000を貰って日本へ行くことだった。 この時の日本滞在中に、日本の大学院を卒業し日本女性と結婚。家族と英国へ戻り様々の日本の大企業で働く。その経験を生かして現在は異文化コンサルタント会社の代表を務 め、日本的ビジネス文化を教える講座も開いている。

ご趣味である居合道のビデオも見せていただいたが、袴姿 も凛々しく一瞬の気合いで竹をスパッと切ってしまう技には びっくりした。居合道の練習は通常木刀で行なうが、段をと る試験では本物の真剣を使う。 またコンテストで射止めた日本往復のチケットで今年の夏は 日本へ旅行されたが、その際山形県の農村活性化プロジェク トに参加し、特設の雪上相撲大会に出演。また現役マタギ( 熊撃ちを生業とする職業)の家に泊まって、酒を酌み交わし ながら話を聞くなど、様々の珍しい体験をされた。

 

【講演者への質問事項】

❶ 問い:ご両親はどんな教育をされたのか? 答え:ごくフツーのイギリス人だが、自分の希望することには 必ずサポートをしてくれた。

 

❷ 問い:英国人が日本企業で働く時、ぶつかる問題は? 答え:Work & life balance つまり「休み」を取りにくい点が 一番大きい。

 

❸ 問い:国際結婚におけるコミュニケーションギャップはどう解 決している? 答え:まずは謝ること!そしてお互いの文化を理解しようと努力すること。

 

 

12月の紅葉会例会はお休みです。

*紅葉会新年会2020年1月23日(木)詳細は別途お知 らせいたします。