Japan Association Editor

佐野会長よりの新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。 皆さんの英国日本人会は会の発足以来今年で22年目を迎えます。1996年に会を始めた時の精神は相互扶助であり将来の福祉をお互いに支え合って行きたいと言うものでした。当時まだ50歳代そこそこで有った多くの設立参加者は自分も含めて70歳代の半ばに成っています。時の過ぎるのはまさに光陰矢の如しであります。 初代会長であられた故平久保さんが今この会をどう見ておられるだろうか?等と思い出すのも自分自身が年を取ってきた証左かと思う今日この頃です。多くの部会がご担当責任者の良きご指導で活躍されています。本当にご苦労様です。全てが、順調とはいえませんが理事お一人お一人が心を尽くしてボランティア活動を部会の皆様と一体でなされている事に心から敬意を表するものです。 戦前には、柔術家で英国の柔道の父とまで称された小泉軍司が「同胞会」を自分の柔道場から起こしておった様です。ヘンドンの皇国同胞の墓はその流れであったのでしょう。戦前の多くの偉人に敬意を表し、与えられた今の我々の存在を皆さんと共に大切に維持し将来の若い人々に引き継いで行けたらと願うものです。改めて会員の皆様のご健康とご多幸を心より祈念させて戴きます。 どうぞご家族ともども良い戌年であります様心から願っております。 佐野 圭作 英国日本人会 会長

在英日本大大使館領事部 宇山総領事より新年のお言葉

英国日本人会会員の皆様、明けましておめでとうございます。皆様それぞれ良い新年をお迎えになったことと存じます。 昨年英国では、ハリー王子の婚約やカズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞といっためでたいこともあれば、テロの度重なる発生、6月の総選挙以降の政治の不安定化など、良くないニュースもいろいろありました。しかし、こと日英関係については、春の安倍総理訪英、8月末のメイ首相訪日など両国首脳や多数の閣僚の訪問が行われ、経済、安全保障、文化等あらゆる面で関係強化に弾みがつきました。英国における桜の植樹構想が、佐野会長はじめ関係者のご尽力により、共同声明において両首脳に歓迎される運びとなったことも特筆すべきでありましょう。昨年種が蒔かれたこの植樹プロジェクトを、今年は芽が出るように育てていきたいものです。 今年は明治維新150周年でもあります。1860年代に英国に留学した長州五傑をUCLのウィリアムソン教授が温かく受け入れたことや、明治政府のお雇い外国人の半数以上が英国人であったことなど、日本の近代化に英国が大きな役割を果たしたことにあらためて思いを馳せてみる良い機会です。今年英国のEU離脱交渉が正念場を迎える中、150年前の貢献への恩返しというわけではありませんが、日本として英国に注文をつけつつも寄り添っていくことが大事ではないかと思います。英国日本人会のこの国に根ざした活動も、良好な日英関係の発展を支える意義深いものであると考えます。 また、日英交流史の中で英国に骨を埋めた先達同胞が多数いたことも忘れてはなりません。今年創建82年となるヘンドンの日本人墓地を守っていただいている英国日本人会の関係者の皆様に深く感謝申し上げます。 墓地の管理のみならず、福祉部や様々な懇親会・同好会の活動、そしてジャパン祭りへの貢献など、英国日本人会の会員の皆様の大変精力的な活動には目を見張るものがあり、私はいつも皆様から元気をいただいております。この2018年、皆様がお元気で幸せに過ごされますよう、心から願っております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

栄養士マダムU の 健康味 – 納豆談議

納豆大好き人間にとっては、あのネバネバが良いのであって、加熱して納豆菌が死んでネバネバが無いのは頂けないとおっしゃる方に対して、他の方からは、UK では冷凍されたものしか手に入らず、どうせ納豆菌が死んでるから料理して更に味良しの方が良いという意見を聞き、調べてみました。冷凍された菌は確かに働きませんが、死んでナットーキナーゼが消えた訳ではなく、解凍すると効力があるそうです。解凍はゆっくり常温で電子レンジはダメです。何れにせよ納豆の栄養価は優れています。皆様からの更に美味しい料理の紹介投稿をお待ちしております。 ◉注意するべきこと 抗凝血薬のワーファリンを服用している人は納豆のビタミンK が薬の効果を妨げる為に注意して下さい又プリン体の多い人は食べ過ぎないようにしましょう。

スケッチ会報告

 12 月13 日、“ジャーニー”に紹介されていたテート モダーンの新館との間を生かして作られたリラックスの空間 のブランコや階段を見に来た。あいにく天気の悪い日が続いていて、前日にはロンドン北部を中心に大雪が降り、空港も大混乱になつたりでこの日も引き続き寒い上に雨模様。 ウォークの参加は無く我々だけという何時もの顔ぶれだった。 レギュラーも 2 人欠席 一人は別行動だつたので 計8 名の参加になった。 寒く雨だった割にはこのリラックスの空間への入場者は多かった気がする ブランコはさすがの人気で老いも若きも 家族連れも 入れ替わり立ち代わりの大人気だった。 人々の笑い声や 楽しそうな雰囲気が伝わって来た。 童心に帰るという事は 心をリラックスさせてハッピーな気持ちにさせるのかもしれない。...

11 月度の映画同好会

11月24日(金曜日)New Malden の渡辺宅で臨時に上映会実施。 上映作品『ゴッドファーザー』(1972 年米国パラマウント社製作) 監督;フランシス・フォード・コッポラ 撮影;ゴードン・ウイルス 音楽;ニーノ・ロータ 主演;マーロン・ブランド アル・パチーノ ジェームズ・カーン ロバート・デュバル ダイアン・キートン他 この重厚な映画はアメリカで圧倒的に大ヒットした。日本でも大いに受けた。その理由を考えてみたい。今までのギャングものと違って、ここには文字通りファミリーがある。それは組織というものの冷酷さと違って、一家の温かさがある。ボスと子分、あるいはボスと依頼者との関係は手の甲に唇をおしつける親愛の挨拶によって始まる。そしてその後の関係は親戚に近い。この映画に一貫して流れているそんな肌のぬくもりが、見るものにもなにか親しみを持たせるのではないだろうか。 東映のやくざ映画が残酷さを売りものにして血が血を呼んだのに対して、本場のアメリカではギャングものに肉親の情を通わせたことに興味がある。ことにこのファミリーは、アメリカ社会で不当に蔑まされていたイタ公の出身だということ、そんな差別への抵抗ということも、この作品に血を通わせてるのではないか! 1972年に公開された『ゴッドファーザー』(原題;The Godfather)は公開されると同時に、当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、同年度のアカデミー賞において、作品賞、主演男優賞、脚色賞を獲得し、1990年にはアメリカ国立フイルム登録簿に永久保存された。(文責渡辺道英) 2018年度 ≪映画同好会上映作品並びにスケジュール≫ 1...

俳句同好会報告

日時:11 月16 日(木) 出席者8名 新しく広瀬さんを迎えて和やかな午後となりました。 ◉毛糸玉つくつく編み棒右左 ロケット康子 発想が面白くリズミカルです。 ◉魂の在り処を探る冬ごもり キング悦子 真剣な思いがこめられています。 ◉名を呼べば振り向く猫や冬ごもり ヴァンダースケーフ日出美 微笑ましい情景が目に浮かびます。 次回は 12 月 21 日(木曜日) 12...

第25 回食べ歩き会

12 月8 日(金)に第25 回目の食べ歩き会をBaker St.のPhoenix Palace Chinese Restaurant で行いました。食べ歩き会でこのレストランを使うのは2 回目ですが、セットメニューを色々変えていただき、フレキシブルなお料理、サービスと雰囲気と最高でした。新参加者2人を加えて14人が集まりました。食後は近くのカフェでお茶をして解散。