スケッチ同好会報告

今月は恒例になっている栗拾いも込みなので、ケンジントンガーデンに出かけた。残念ながら今年は早かったらしく殆ど落ちた後だつた。それでも運の良かつた人は3、40個位は拾った様だ。小粒だが甘味で人気も年々高くなっている様で、競争率も高くなるばかり。苦労した割には収穫が少なく、腰やら膝やら身体中が痛くなり、老体にはかなりキツイ作業なのに、栗拾いには不思議な魅力があってこの時期になると"辞められない止まらない"のだ。絵の方はイタリアンガーデンからサーペンタインに沿って故ダイアナ妃の記念水路辺りまでの景色を描いた様だ。噴水、色付いた木立、橋、建物など皆さんの力作に、秋の色が滲む。栗が落ちると紅葉が始まる来月は、紅葉真っ盛りの今年最後の屋外での写生となるホランドパークに出かける。

iPad/iPhone同好会報告

10月10日(火)TottenhamCourtRoad近くの日本食レストランAbenoの地下会議室で、スマホ同好会が開催され、12名の参加でした。Wifiへの接続方法、Mapの利用方法、英国で購入したスマホを日本で利用する為のSIMロックの解除、SIMの交換、Roamingとは、辞書アプリのダウンロード方法等々、最初から最後まで活発なQ&Aが有りました。更に、人生の終末期の諸々の活動-終活についても色々情報交換をして、有意義な時間を過ごしました。以上、触って試して一つずつ新発見で毎日楽しいiPhone/iPad同好会」からの報告でした。 尚スマホ同好会は、今年7月からJA会員£2.00、非会員£5.00の参加費を徴収しておりますが、今回過去7回分の参加費として£164.00をJAに全額入金致しましたので、併せて報告致します。

テニス同好会活動報告

10月11日(水)、いつものロンドンの北、Friern BarnetのPrincess Park ManorTennis Courtでテニス同好会が開かれ、5名が参加しました。ショート・ロングでウォーミングアップをした後、5人で組み合わせを変えながらダブルスの試合を4セット行いました。丁度レベルも同じ位で、ジュースが何回も続いたりと、かなり接戦のゲームも数多くありました。その後、近くでお茶をご一緒して、楽しい時間を過ごしました。

俳句同好会報告

日時:9月21日(木) 出席者10名 会の終わりに、元駐日英国大使の俳句集に挿絵を描かれた大使の友人の笠嶋氏が見えて、「大使の句集」の本にサインをしてくださいました。 ◉秋時雨音なき風情胸に染む ウィンター千津子 情景の描写だけでなく気持ちがこめられています。 ◉紫に染められし庭秋時雨 福重久子 庭一面の彩りが目に浮かぶようです。 ◉あられ伴れ秋の時雨が芝の上 岡部道 あられを伴れるという擬人化面白い新人の句となりました。 10月の同好会は19日(木曜日)です。 10月の季題『木の実落つ』となります。 問い合わせ先クパーのり子02078285255

映画同好会の報告

10月17日pm1時〜上映作品『悪名十八番』(森一生監督) 今や世界の名作となった『座頭市』はじめ『悪名』『兵隊やくざ』各シリーズは当時。常に全国の映画館を一杯にしました。 今回上映した作品は”勝ちゃん”の絶頂期のもので、私も助監督として森組スタッフの一員でした。メインスタッフ、メインキャストの中で現在生きているのは女優安田道代と私の二人のみになりました。今東光原作の主人公村上朝吉を演じる役者『勝新太郎』が最も輝いている映画であり。個人的には大好きな作品です。 さて。『天才勝新太郎』と呼ばれて久しい銀幕スター勝新太郎さんが逝って今年で20年になります。忘れもしない東京築地本願寺で行われた葬儀に駆けつけた私ですが、築地市場で働く皆さんはじめ。全国各地から集まった庶民、熱狂的な映画ファンが何と一万5千人(NHK、TBS。フジTVなどTV報道)、殊に棺を乗せた葬蓮車を見送る時の模様は壮絶であり。ファンの温かい惜別の掛け声の連鎖でした、走馬灯の如く”勝ちゃん”の勇姿が浮かんでは消えていったことを思い出していました。中でも今回上映した『悪名十八番』のラストシーンが強烈に思い出されました。 次回は『ゴッドファーザー』です。物語とは別に映画手法。映像表現の真実などコッポラ監督 を世界的な名監督にしたモンタージュ理論を紐解いてみせます!乞うご期待!(文責渡辺道英)

文集部からのお知らせ

文集『英国春秋』秋号(No.31)が完成いたしました。今号はJAの20周年記念号でもあり、通常のエッセイや俳句に加え、その設立経緯や20年の軌道をたどる活動状況などと盛りだくさんになりました。お忙しい中ご投稿いただきました皆様、大変有難うございました。秋の夜長のひと時を、文集又は“スクリーン文集”でお楽しみ下さいますように。 また、次回春号の原稿を下記要項で募集いたしますので、奮ってご投稿下さい。 『英国春秋』2018年春号 タイトル:フリー又は 春号特集「私からちょっと一言」提言、苦言、箴言など日頃の思いを、政治家、組織・企業・団体、Brexit, 有名人等に対し) 原稿締切: 2018年3月15日(ただし原稿は随時受付) 字数 : A4 2~3枚 (出来ればワード添付) 送付先 : ogawa@japanassociation.org.uk または Mrs M Hodgson,...

エンディングノートについてのNALC UK ワークョップについて

9月30日(土)午後、London MayfairのFarm Street Church のHallにて、NALC UK 主催、高齢者の終末期準備活動(終活)の一環として、エンディングノートについてのワークショップが開催され、予想を上回る総勢45名の方々が参加されました。NALC UKの副代表竹中厚子の挨拶、デンマークでNALC の設立準備をされているPetersen 千恵子さんのご紹介に始まり、NALC UKのコーディネーターのWhitehouse 敦子が、エンディングノートの説明。その後、高嶋正明から、4年前に英国日本人会福祉部と大阪桃山学院大学遠山伊津子教授との共同プロジェクト「英国在住の日本人高齢者の老後の意識調査」の概略説明、エディンバラ大学の林真由美教授の「日本の認知症グループホームから英国が学ぶ」のビデオ上映、その後、再びWhitehouse敦子から今年2月の紅葉会でセミナーをされた滝本佳代子弁護士の資料に基づいて、英国の相続手続き・遺言書の作成の重要性の説明がありました。 参加者からのコメントをいくつか: Never too lateでは無く、Never too earlyを実感したワークショップになったようですね。色々な企画・準備有難う御座いました。 切実に差し迫った事柄故にとても勉強になりました。今後もシリーズ化して定期的に開催をお願いします。 とても良かったです。やはり老後は心配ですから次の機会も参加させて頂きます。...

福祉コラム

故園田会員追悼礼拝に寄せて ご子息による追悼文 1932年東京生まれの父、故園田邦夫は、クリスチャンだった祖母の影響で、10代から教会の英語クラスで勉強を始めました。母とはバプティスト教会の聖書クラスで会いました。Wheaton大学(シカゴ市)で哲学と神学を学ぶために21歳で渡米。1年後に渡米した母と結婚しました。1960年にバプティスト教会の牧師になります。 その後、エジンバラ大学で更なる勉学を目指してスコットランドに移住。次いでロンドン南部に居を構えました。同時通訳という新種の職業幕開けと共にこれに参加、遂には世界でも屈指の通訳者に上り詰めました。 今日の追悼礼拝にご参加の皆様は、父が日々続けた説教、病気見舞い、パイプの水漏れからPCの修理に至る、幅広い奉仕活動を通じて、教会で、仕事の場で、英国日本人会の集いで、ご縁を頂いた方々でしょう。家族にとって故人は、慈愛溢れる父であり、献身的に生涯を捧げた夫でありました。 僕たちからみた父は、頭脳明晰、勇猛果敢、忍耐力、想像力などの資質を併せ持つ、人生のモデルでした。どのような難問も粘り強く解決の糸口を探りました。父を必要とする誰にでも惜しみなく救いの手を差し伸べました。 戦前教育を受けた父は大変な倹約家で、一粒のご飯も残さず平らげました。再利用できる可能性を考え、何でも取っておく始末屋でもありました。好きな庭仕事は日が暮れても手を休めず、懐中電灯の薄明かりで作業を続けました。 兄弟にとって思い出深いエピソード • モスクワの街角で、空手の達人のふりをしてスリを撃退した父。 • 寝たきりになった母を献身的に介護し続け、夜中に何度も起こされて、疲れ果てているにもかかわらず、母のおでこに笑顔で「おやすみ」のキスをする父。 デービッドにとっての楽しい思い出: • 孫の幼稚園の「祖父母デー」に参加。散会後に園児たちの送迎バスに乗りこんで、彼らとの時間を楽しんだ父。 • 米国人の妻が初めて父母を訪問した際、「今日のご馳走はお寿司です」とプラスチック製の寿司を出してニヤニヤしていた父。 ケンが鮮明に記憶している出来事 • 物置でこっそり科学実験していたら、どう間違ったのか、もうもうと煙が出はじめた。それを叱るどころか「好奇心が満たされたのだし、死なずに済んでよかったね。」と満足げだった父。実は、何度か死にそうな経験をしたのですが。...